毎日の食事の中で、卵を食べることが多いですよね。
栄養価が高くいろいろなメニューで使われる食材で、常備している方も大勢いらっしゃるのではないでしょうか?
私おまめちゃんも、ほぼ毎日何かしらのメニューで使っています。
そしてこの時に出る卵の殻が「家族の人数×毎日」となると、かなりの量になりますよね。
この毎日ゴミとして捨てていた卵の殻が、家庭菜園では超万能資材になるというのです!
卵の殻の成分は?
中味の卵はおいしく食べていても、卵の殻はゴミだと思って捨てていませんか⁉
そもそも卵の殻は何でできているのでしょうか⁉
卵の殻の主成分は、約94%が炭酸カルシウムです。
- 約94%が炭酸カルシウム(MgCO3)➡カルシウムと炭酸からなる無機鉱物で、地球上に豊富に存在し多方面で重宝されている。
- 工業・素材➡プラスチック・ゴム・紙・塗料などの増量剤や、建築材料(セメントや壁材)として使用されている。
- 食品・日用品➡パンや菓子のカルシウム強化剤・食感の改良剤などの食品添加物、歯磨き粉の研磨剤、チョークの原料として使用されている。
- 医療・医薬➡胃酸を中和する制酸剤や、カルシウムの補給剤として使われている。
- 残り約6%
- 炭酸マグネシウム(CaCO3)➡胃腸薬の代表的な成分、体操競技の滑り止め、化粧品の原料、食塩の固化防止剤などで使用されている。
- リン酸カルシウム(カルシウムイオンとリン酸イオンが結びついた化合物の総称)➡ヒトの骨や歯の主成分であり、体内でのカルシウム・リン補給や食品添加物などで使用されている。
- タンパク質などの有機物

卵の殻はあらゆる分野で重宝されているのよ!
捨てちゃうなんて、もったいない‼

全然ゴミじゃなかったわ!
ゴミだなんて、とても失礼なことをしていました💦
卵の殻はカルシウム(Ca)が豊富!
ほぼカルシウムでできている卵の殻を家庭菜園でも活用できるでしょうか⁉
植物の五大要素の一つのカルシウム(Ca)
まずは植物の五大要素とは何か調べてみましょう。
- 窒素(N)➡葉肥と呼ばれ、葉や茎の生長を促し植物を大きく育てる。
- リン酸(P)➡実肥・花肥と呼ばれ、花や実のつきを良くし開花や結実を促す。
- カリ(K)➡根肥と呼ばれ、根の発育を促すとともに病気や暑さ・寒さに対する抵抗力を高める。
このおなじみの三大要素の他にも、2つの大事な栄養素があります。
- カルシウム(Ca)➡植物の細胞膜を強化して丈夫な茎や葉を作るとともに、土壌の酸度(pH)を調整する働きもする極めて重要な栄養素となる。
- 細胞膜・細胞壁の強化➡細胞同士を結合し、病気や害虫に強い丈夫な植物体に育てる。
- 生育の促進➡新芽や根の伸長を促し、健全な生長を助ける。
- ストレスへの耐性➡細胞内の環境を整え、環境ストレスへの抵抗力を高める。
- 酸度調整➡卵の殻は弱アルカリ性のため、土壌の酸度(pH)を調整する。
- マグネシウム(Mg)➡葉緑素の構成成分であり、光合成をスムーズに行うために不可欠な植物の生長や実の肥大を支える非常に重要な栄養素となる。
- 葉緑素の構成成分➡葉緑素の中心にあり、光合成を司る葉緑素(クロロフィル)の生成に不可欠なミネラル。
- 酵素の活性化➡リン酸の運搬を助け、光合成や呼吸作用に関わる重要な酵素を活性化させる。
- 栄養の運搬➡炭水化物(糖やデンプン)の転流をスムーズにし、植物全体の生長を促す。
卵の殻は、この五大要素の1つカルシウム(Ca)のかたまりなのです!

100%天然素材に由来する有機石灰肥料と言えるのよ!

え~、すごいじゃないの~!
鶏さんをリスペクトだわ!
100%天然素材の素晴らしい有機肥料だったのですね!
カルシウム(Ca)不足の症状の例
カルシウム(Ca)が不足している症状の例はトマトの尻腐れ症です。
尻腐れ症になってしまうと、実の一部が黒く変色してしまいます。

この写真は2025年夏に私おまめちゃんが、初めてミニトマト栽培をした時に悩まされた尻腐れ症になったミニトマト(アイコ)です。
大量になってしまい、悲しい思いをしました💦

ほとんどなってしまった房もあって、かなりダメにしてしまったのよね…💦
今年は絶対に防ぎたいわ…。

こ、これは…💦
かなりショックだね…💦
尻腐れ症予防は必須ね。
この万能資材の卵の殻を使わない手はありません!
植物に嬉しい卵の殻の効果!
ほぼ炭酸カルシウム成分の優秀な資材、卵の殻はどのように活用できるでしょうか⁉
土壌改良の効果が期待できる!
- 酸度調整できる➡卵の殻の主成分の炭酸カルシウムはアルカリ性のため、土壌を中和し酸性から作物栽培に適した土壌pHに調整する働きをする。
- 通気性・保水性・排水性が改善する➡卵の殻の表面は約7,000〜17,000個の微細な穴(気孔)がある多孔質構造をしていて、小さい穴が親水性や通気性・保肥力を高める効果が期待できる。
- 微生物の活性化➡微生物のエサとなることで、微生物の活動が高まり団粒構造が促進される。

卵の殻を細かく砕いて土に混ぜ込むことで、成分が土に溶け出して効果を発揮してくれるのよ!

卵の殻は古い土のリサイクル剤としての効果もあるようよ!
卵の殻は土壌にも微生物にも、嬉しい効果だらけですね!
害虫忌避の効果が期待できる!
卵の殻で株元をマルチングすることで、ナメクジやヨトウムシ・ネキリムシなどの土から這ってくる害虫を防除する効果が期待できる。

卵の殻を粗めに砕いて土にまくことで、殻のギザギザが痛くて害虫が這ってこれなくなるのよ!

人間が手で卵の殻を握りつぶすのでもチクチクして痛いんだから、害虫は全身に刺さってもっと痛いでしょうね。
なんだか可哀想だけど、致し方ないわね。
植え付け初期にまいておくことで生長点を食害されずに済み、その後の生育が良くなりますね!
液体肥料として使える!
卵の殻とお酢を混ぜることで、卵の殻の主成分である炭酸カルシウムと酢の主成分である酢酸が化学反応を起こして溶け出し、植物の生育に欠かせない酢酸カルシウムを抽出することができます。
酢酸カルシウムは、水に非常に溶けやすく農業や園芸界でもカルシウム補給や暑さ対策として活用されています。
- カルシウム補給➡植物の細胞膜や細胞壁を強化し、トマトの尻腐れ病などの生理障害を防ぐ。
- 高温・乾燥対策➡酢酸成分の働きにより光合成が活性化し、植物の夏バテや暑さによるダメージを軽減する。

卵の殻の効果とお酢の効果が混ざり合って、最強の液体肥料が完成するわよ!

私たちお酢も大活躍ね!

えー⁉
優秀なお酢も使うの⁉
それなら最強になるわよねぇ!
卵の殻の肥料の作り方
卵の殻の栄養素と効果が分かったので、家庭菜園で使ってみましょう!
- 卵の殻を洗う➡生卵・ゆで卵どちらでもOK。カビや悪臭の原因にもなるのでできれば膜は取り、きれいに洗う。
- 乾かす➡天日干しで良いがすぐに使わない場合は、オーブンで10分ほど焼くことでパリパリに乾くだけでなく殺菌もできる。
- 砕く➡ビニール袋などに入れて殻を砕く。
- 土壌に混ぜる場合➡分解や溶け出しやすいように細かく砕いて土壌に混ぜる。
- 害虫忌避に使う場合➡這って通れないように粗めに砕いて株元にマルチングする。
- 液体肥料の作り方
- 用意するもの➡卵の殻1個分・お酢200ml・瓶やペットボトルなどの容器
- 殻を細かく砕く➡細かければ細かいほど溶け出しやすくなる。
- 容器に入れる➡容器にお酢と砕いた殻を入れて、軽くフタをする(ガスが発生するのできつくしない)。
- 1日~3日待つ➡気泡(シュワシュワとした泡)が落ち着いて、お酢が白っぽくにごり殻が底に沈んでくる。
- 保管方法➡直射日光が当たらない所で常温保存する。
- 完成した液を使う➡ジョーロや噴霧器に殻が入らないように濾し、100倍に薄めて水やりするようにかけるか葉面散布する。
- 残った殻➡残った殻も土に混ぜて土壌改良として利用できる。

完成した液体肥料は、1週間~2週間に1回の頻度で使用するといいわよ!
せっかく作った液肥の効果が発揮できるように、穏やかな晴れた日の朝夕の涼しい時間帯に散布してね‼
実際に液体肥料を作ってみる!
卵の殻を用意する!

写真は卵の殻10個分(60g)です。
きれいに水洗いし、乾燥させておきました。
細かく砕く!

ジップロックに入れて、細かく砕きました。
すり鉢ですりつぶす・ミキサーにかける、などの方法が紹介されていましたが、私おまめちゃんはジップロックに入れて布巾で包み、スリッパを履いてパキパキと踏みました。
この方法でもわりと細かくなります。
お酢に卵の殻を入れる!

写真はお酢300mlです。
インスタントコーヒーの瓶を利用しました。
卵の殻は10g入れました。
入れてすぐにシュワシュワと気泡が出始めました。
1日~3日待つ!
溶けたようで、卵の殻は少しになったように見えます。
膜は溶けないで残っていました。

とっても簡単にできたわ!
超万能な液体肥料の完成ね‼

液体肥料で野菜たちの出来が良くなるし、ゴミが減るしで、一石二鳥ね!
完成したから野菜に散布してみて‼
これで無敵な野菜が収穫できるでしょうか⁉
早速使ってみようと思います!
卵の殻の色の違いについて
おまけの話、卵の殻は白色や茶色っぽい色がありますね。
卵の色が違うのは何故でしょうか?
卵の殻の色は、卵を生む鶏の種類で決まります。

鶏の種類による卵の栄養価の差は、ほとんどないのよ。
白色の卵より茶色の卵の方が価格が高いのは、鶏の体が大きく養鶏場のコストがかかっているからなんですって。

なるほど!
どちらの鶏でも卵はおいしいわよね。
いつもおいしくいただいております。

