家庭菜園初心者の私おまめちゃんは2025年7月下旬に害虫被害に遭い、害虫対策について調べているとお酢の効果とパワーについて知りました!
なんとお酢は害虫対策だけでなく、他にも植物に嬉しい効果があるそうなのです!
いったいどんな効果でしょうか⁉
害虫対策については、「家庭菜園の敵!【害虫対策】でお酢スプレー&酢水を散布する(初心者編)‼」で紹介しています‼
こちらの記事も是非ご覧ください‼
お酢の成分は?
ただの調味料の1つとしか思っていなかったお酢ですが、そもそもお酢とは何でしょうか⁉
家庭でよく使われている醸造酢は、穀物や果物などの糖質を含む食材をアルコール発酵させた後、酢酸発酵させて作られたものです。
大きく分類すると、米・麦・トウモロコシなどの穀物を原料とした穀物酢、りんご・ぶどう・レモンなどの果実を原料とした果実酢などがあります。

醸造酢は大きく分けると、穀物酢と果実酢があるよ!
家庭菜園で使うなら穀物酢がおススメだよ‼
植物に嬉しいお酢の効果!
光合成をさせることができる!
酢の主成分である酢酸(CH3COOH)は、光合成で作られるグルコース(CH6H12O6)と同じ炭水化物の仲間です。
そのため作物に酢を与えるということは、光合成産物を直接与えるのと同じということになります。

光合成ができない時も、お酢を与えると光合成をしたことにできるんだよ!
天候不順などが続いて光合成できない時も作物の生育を助ける働きがあるのですね!
土壌を改良し、生育を促進する!
- 土壌改良➡アルカリ性に偏った土壌のpHを酢の酸性で調整し、植物が栄養を吸収しやすい環境を作ります。また微生物の活動を促進し土壌環境を改善します。
- 生育促進➡酢に含まれる糖分やアミノ酸が微生物の餌となり有用微生物を繁殖、活発化させ食物の根張りを良くします。
- 根腐れの処置➡吸収された酢酸が根の修復や根酸の合成、エネルギー合成を行います。

大事な植物が元気がない時はお酢のパワーを試してみてね!
高温乾燥に強くなる!
酢に含まれる酢酸が植物の乾燥ストレス耐性を高めるジャスモン酸の生成を促し、高温乾燥に強い遺伝子を活性化します。
お酢を散布する際の注意点
お酢の希釈濃度
- 光合成促進を目的とする場合➡200倍~500倍以上に薄めた酢を葉面散布する。
- 生育促進を目的とする場合➡100倍以上に薄めた酢を葉面散布、または根元に10~15日おきに散布する。
- 根の修復を促す目的とする場合➡30~50倍程度の濃いめの酢を葉面散布する。
- 土壌改良を目的とする場合➡土壌の状態に合わせて100~300倍程度を土壌に均一に散布する。

希釈濃度は間違えないように気を付けてね!
濃度が高すぎると大切な植物が枯れてしまうよ。

大事に大事に育ててきた家庭菜園を枯らしてしまったら悲しいわよね…。
いきなり高い濃度で使用しないで様子を見ながらが良さそうね!
希釈濃度は自己責任で散布しましょうね。
お酢を散布する時間と天候
- 直射日光が強い時間帯は葉焼けをおこすため避け、朝夕の涼しい時間帯に散布するのがよいでしょう。
- 雨の日は散布した酢が流れてしまい効果が薄れてしまいます。また風が強い日も酢が飛散してしまうので、穏やかな晴れた日に散布しましょう。

せっかく散布するからお酢の効果とパワーを最大限に生かしたいよね!

穏やかに晴れた朝夕に散布するのがいいわね!
お酢は除草剤にもなる!
酢に含まれる酢酸は、植物の細胞膜を破壊し細胞内の水分や栄養が漏れ出すことで、植物を枯死させます。
高い濃度で散布すると、除草剤としての効果を発揮します。
家庭菜園においてお酢は「薬にも毒にもなる」もののようです。
特に希釈濃度には十分に注意して使用することをおすすめします。(使用は自己責任でお願いいたします。)

お酢は家庭菜園では救世主ね!
お酢の力を上手に借りながら、楽しく家庭菜園に取り組みましょうね‼