家庭菜園初心者の私おまめちゃんは、6種類の野菜の栽培を楽しんでいます!
その中の2種類、ピーマンとミニトマトのプランター栽培のオマケとしてニラも植えています。
なぜ「オマケでニラも?」
その理由は…。
ニラの苗に目が留まる!
5月のゴールデンウィークのある日、家庭菜園用の苗を購入したくてホームセンターに行きました。
栽培したい野菜の中にピーマンとミニトマトがあります。
そのため苗を悩みながら厳選していると、すぐ横にある他の苗にふと目が留まりました!
それは検討はしたけれど栽培の候補から外したニラです‼



あれっ?ニラがある!
「ピーマン・トマト・ナスにプラス!」だって‼
プラスすると何かいいことあるのかしら⁉
「お互いに助け合って生育する植物 コンパニオンプランツ」と書いてあります。
これはどういうことなのでしょうか⁉
コンパニオンプランツとは?
互いに助け合って生育する相性のよい植物同士のことで、病害虫を抑えたり成長を促進できたりする、良い影響をもたらす作物の組み合わせのこと。
家庭菜園をするのにピッタリですね!
相性のよい植物の組み合わせは、その野菜によって様々なようです。

私が育てるつもりのピーマンとトマトはニラと相性がいいのかな⁉
他にもあるのかしら⁉
ピーマンと相性がよい植物
ピーマンとニラが相性がよいということはホームセンターで分かりました。
ピーマンには他にも相性がよい植物があるのでしょうか?
引用元;となりのカインズさん
- 病害虫予防➡つるなしインゲン、落花生、玉ねぎ、にんにく、マリーゴールド
- 生長促進➡つるなしインゲン、落花生、枝豆、ルッコラ
- 風味を良くする➡シソ
- マメ科の植物は、根に共生する根粒菌が土壌を肥沃にしピーマンの生育を助けたり、センチュウの発生を抑える効果が期待できる。
- マリーゴールドは、根から分泌される化学物質が土壌中のセンチュウを駆除する効果が期待できる。
その他にもネギ、ナスタチウム、パセリも良いようです。

ニラだけでなく、他にもたくさん相性がよい植物があるのね!
つるなしインゲンと落花生は特にいいのかしら⁉
トマトと相性がよい植物
ではトマトはどうでしょうか?
引用元;となりのカインズさん
- 病害虫予防➡バジル、パセリ、マリーゴールド、シソ、ニラ
- 生長促進➡バジル、パセリ、ボリジ、マリーゴールド、シソ
- 風味を良くする➡バジル、セージ、パセリ、ボリジ、レモンバーム
- バジル・パセリは、トマトの生育を助けアブラムシなどの害虫を遠ざける効果がある。
- マリーゴールドは、トマトを狙う害虫(コナジラミ、センチュウなど)を寄せ付けない効果がある。
- ニラは、トマトにつく害虫を遠ざけ土壌病害を予防する効果がある。
- レモンバームは、蚊や他の害虫を遠ざけ受粉を助ける昆虫を誘引する。
その他にもニンジン、ネギ、ニンニク、チャイブ、落花生、枝豆、レタス、コスモスも良いようです。

トマトもニラだけでないわね!
バジルとパセリは特に良さそうね⁉
ニラと相性がよい植物
では逆にニラと相性がよい植物で調べてみると、どうでしょうか⁉
- ナス科の植物➡トマト、ナス、ピーマン
- ウリ科の植物➡キュウリ
ニラは、根に共生する微生物が天然の抗生物質を出し病原菌を抑える効果がある。また独特の強い香りは、アブラムシなどの害虫を寄せ付けにくくする効果もある。
「ニラと他の植物」というより「他の植物とニラ」というような、ニラがもたらす他の植物に与える良い効果があげられています。

ニラってすごいのね!
連作障害について
そして品種ラベルには、もう一つ注目したいことが!
「連作障害対策に」と大きく書かれています‼
さて、この連作障害とは何でしょうか?
連作障害がおこる原因
同じ場所で同じ種類の作物を繰り返し栽培することで、生育が悪くなったり枯れてしまったりする現象のこと。
連作障害がおこる原因は、
- 土壌の栄養バランスの偏り➡特定の栄養素が過剰に消費され、他の栄養素が不足してしまう。
- 病害虫の増加➡特定の病原菌や害虫が土壌中で増加してしまう。
- 自家中毒➡植物は生育を阻害する物質を出すことがあり、この物質が蓄積し、植物自身の生育を阻害してしまう。
連作障害の予防方法
では、この連作障害を防ぐことはできるのでしょうか?
- 土壌改良➡有機物を施して微生物を多くさせたり、緑肥を栽培して土壌を肥沃にしたりすることで、連作障害を軽減できる。
- 輪作➡異なる科の作物を順番に栽培することで、土壌の栄養バランスを保ち病害虫の発生を抑えることができる。
- 接木苗の活用➡接木苗を使用することで連作障害を軽減できる。
- コンパニオンプランツを活用する。
などで連作障害を軽減させる効果が期待できます。
ではコンパニオンプランツとしてニラにピーマンとトマトを助けてもらいましょう!
ニラの栄養価は?
オマケとはいえ、せっかくニラを栽培することにしたので、おいしくいただきたいですよね!
ニラにはどんな栄養価があるのか調べてみました‼
- β-カロテン➡免疫機能を維持する。
体内でビタミンAに変換され、のどや鼻の粘膜を丈夫にする働きがある。また抗酸化作用も高く老化や動脈硬化の抑制、肌の潤いを保つ効果も期待できる。 - ビタミンK➡骨の形成を助ける。
カルシウムが骨から流出するのを防ぐ効果がある。また、出血時の血を固めるのを助ける。 - 葉酸➡貧血予防に効果がある。
葉酸は赤血球の形成に不可欠な栄養素で、特に妊娠中の女性には重要な栄養素の1つ。 - ビタミンE➡老化や動脈硬化を抑制する。
抗酸化作用があり体内の酸化を抑制する。 - ビタミンC➡肌荒れや体の老化を防ぐ。
水溶性のビタミンで、シミやしわ、肌荒れなどを予防する。また、体や血管の老化を防ぐ抗酸化作用が期待できる。 - カリウム➡むくみを解消する。
体内の余分なナトリウムと水分を排出する働きがある。 - 食物繊維➡腸内環境を整えて便秘を防ぐ。
余分な脂質・糖・ナトリウムなどを吸着して外に出す働きによって、肥満や高血圧などの予防・改善にもつながる効果がある。 - ビタミンB6➡筋肉や血液を作る。
水溶性のビタミンで、エネルギーの代謝に優れた効果を発揮する。 - アリシン➡体を温めて免疫力を高める。
ニラ独特の香り成分で、疲労回復、血行促進、体を温める効果などが期待できる。

こんなにたくさんの栄養価があるの⁉
それならせっせと食べなくちゃ!
オマケの栽培なんて言ったら失礼な程、ニラにはたくさんの栄養価があげられています!
健康維持にはピッタリの野菜ですね‼
ニラ栽培のメリット!
ニラは上記のように栄養価が豊富というメリットがありますが、他にも嬉しいメリットがあります!
- 育てやすい➡ニラは丈夫で病害虫にも強く、育てやすいので家庭菜園初心者にもおススメ。
- 多年草➡一度植えれば多年草のため、毎年収穫が楽しめる。
- 成長が早い➡収穫後もすぐに新芽が伸びて何度も収穫できる。
ニラを収穫する!

購入時は細くて小さくて、か細いニラです。
存在感もあまりありません。
このコンパニオンプランツとしてピーマンとミニトマトのプランターの脇に植えた4株のニラたち!
今年は何回収穫することができるでしょうか⁉
楽しみに観察していきます‼
※ピーマンの脇に2株・ミニトマトの脇に1株ずつ、2025年5月4日に植え付けました!
ピーマンの右のニラ
10週間+1日後(7月14日)初収穫です!



オマケなので、あまり観察していませんでしたが(ごめんなさい)結構茂っています。
そろそろ収穫しようかしら⁉
収穫のためカットしてみたら、その瞬間…!
ニラの独特の香りがしてきました‼

すごいっ!
ニラの香り!
この香りを嗅いだだけでも健康になれそう‼
また収穫できるかしら⁉
ミニトマトNo.2のニラ
10週間+6日後(7月19日)初収穫です!



オマケですが、成長してきました!
そんなに大きくはありませんが収穫してみることにしました‼
カットしたら、またまたニラの独特の香りがします!

このニラのおかげでミニトマトも成長できているのね!
ありがとう‼
ニラに感謝しながら、おいしくいただくことにします!